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サーフトリップ in Bali + Lombok 2 <クタ散歩+マッサージとスパ> |
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1/22/2006 | ||
クタの比較的大きな通りにある寺院 クタの路地で この写真も路地で撮ったような気がする。 ビーチ沿いのホテル 借りた自転車は、オレンジ色のママチャリ!すごく気に入った。 こういう色使いはトリニダードっぽいと思った。 トバゴをおもいだした。 マッサージおばちゃん一派 束の間、ハーレムの王となる。買ってもらえなかったおばちゃんは、写真には入らなかったが、意識してるのか、していないのか、ちゃーんと(一番大きく!)写っていました。 自転車でちょっと走ると田園風景になった。 「スパ」の店内には、「石川県人会連絡所」と大きく書かれていた。 左がスパのマネージャー君、右がスパに連れていってくれたウェイター君。 |
<クタ散歩+マッサージとスパ> バリに到着したのは夕方。空港から乗ったタクシーのおにいさんは、クタの観光ポイントを見せてくれながら走り、ホテルに着いた。ゆっくりと暮れていくクタは、妙に懐かしい感じがする。真冬の東京から熱帯のバリへ、じんわりと汗をかいていく。 翌日、クタをちょっと歩いたらけっこう広かったので、自転車を借りてまわることにした。おみやげ屋さんを見たり、あちこち寄り道しながら、まずはサーフガイド探し。1つめのサーフショップでは、「サーフガイドについてよく知ってる人は、いまお昼ゴハン中」と言われたので、隣りのサーフショップに行ってみた。さすがクタ、サーフショップだらけ。 2軒めのサーフショップで、サーフガイドをケータイで呼び出してもらって、明日の「サーフトリップ」のアポを取った。ひと安心。 安心するとお腹が空く。レギャン通りのホテルのレストランで、中華丼を食べる。ウェイターの男性は日本語が上手。会話のキレもよく、夕方、彼の仕事が終わってから、彼の知り合いがいるというヌサドゥアの「マッサージ」に行くことになった。 「マッサージ? スパじゃないの?」 クタ、とりわけレギャン通りの近辺をを歩いたり、自転車で走ったりしてると、とにかくよく声をかけられる。日本語が上手なひとが多い。「旧知の友」のように声をかけてきて、そう言った彼は、ウェイター君のともだちでもある。 「そう言われれば、スパだったかもしれない」 「マッサージじゃないよ。きっとスパだよ」 こんな会話をしていたとき、正直言って、わたしは「マッサージ」と「スパ」の区別がついていなかった。 行かなくてもいいようなもんだけど、見ないで帰るのも失礼?かと思い、クタ・ビーチに行ってみた。これが餌食のはじまり。 砂浜に一歩踏み入れた瞬間に、物売り+マッサージおばちゃんたちに取り囲まれた。 「わたしはアユちゃん」 「わたしはヒロミちゃん」 「わたしはホテルちゃん」 みんな日本名を持っていた。「ホテルちゃん」はたぶん「ホタルちゃん」と言いたかったんだと思う。間違えて覚え、そのままになっていたんじゃないかと。指摘しようかと思ったが、取り囲んだおばちゃんたちの迫力に押され、それどころじゃなくなった。 (後でわかったことだけど、「アユ」は「浜崎あゆみ」からいただいたのではなく、バリの名前だそうです) ビーチは物価が高い。30分のマッサージが1000円くらいだったと思う。値切っているうちにだんだん面倒くさくなってきて、「マッサージ」してもらうことにした。 トド、それともアザラシ? 浜辺にどっかり横たわるわたし。なのに物売り攻勢は途切れない。 「マッサージしてもらってる間くらい、静かにしてよ!」 軽く一喝すると、2〜3分は静寂が続く。でも、また始まる。そのうち、取り囲んでいたひとりが足指マッサージを始めた。いつの間にか、また別のひとりが手のひらマッサージを始め、カラダ全体をマッサージしている手が、増えているようにも感じられた。 ハーレムとはこういうことか。よってたかってマッサージしてもらえるなんて、最初で最後かも・・・。恍惚。気持ちよくて溶けそう。時の流れに身をまかせることにした。 「お客さんが少ないから、仕事がない」 2005年10月のテロの影響で、めっきり観光客が減っているんだそうだ。そう言われると、太っ腹な気分になる。最初にマッサージをお願いしたおばちゃんにお金を払う。次に足揉みしてくれたおばちゃんからブレスレットを買う。手揉みをしてくれたおばちゃんから「お箸セット」を買う・・・。際限がなくなってきたので、このあたりで失礼させていただきました。 おもしろかったのは、「押すおばちゃん」「理解を示すおばちゃん」と、役割分担ができていること。あるおばちゃんが押してきて、わたしが憤ると、別のおばちゃんがすかさず「そうよね、そんなに買えないわよね」と、その場の空気を中庸に保とうとするんだわ。 その後、クタの町を自転車で走り、走っているうちに郊外に出た。牛の親子がいたり、南国的ジャングル?がひろがっていたりして、ちょっと新鮮。東京だったら、自転車でいくら走っても、劇的に風景が変化したりしないし。^ ^ そして夕方、お昼を食べたレストランのウェイター君のバイクに乗り、サヌールの「スパ」へ。 この「スパ」の社長は、石川県出身だそうで、店内には、「石川県人会連絡所」と大きく書かれていた。 とてもやさしく、穏やかに話すマネージャー君が、丁寧に、日本語でコースの説明をしてくれる。一般的なのが1時間半のコースで、長いコースになると4時間!!!に及ぶんだそうだ。 「4時間のコースには、食事もつきます」 「食事」という言葉に思わず反応してしまったわたしは、訊いてみた。「どんな食事?」 「ナシゴレンか、ミーゴレン」 彼は、今まで一度も聞いたことがないほど優雅に「ナシゴレン」と「ミーゴレン」を発音しました。それがミョーにツボに入ってしまい、しばらく笑い続けちゃったりして。 (ナシゴレンはチャーハン、ミーゴレンは焼きソバのことです) アロマテラピー・マッサージは日本にもよくあるし(風邪気味で鼻も詰まってたし)、スウェディッシュ・マッサージはソフトだという。せっかくバリに来たことだし、「トラディショナル・バリニーズ・マッサージ」をお願いすることにした。バリニーズ・マッサージは、手のひらを使ってマッサージしてくれるんだそうだ。 贅沢だよなぁ、一日に2回も恍惚に入っちゃうなんて・・・と思いつつ、めくるめく陶酔のなか、あっという間に1時間半が過ぎた。 <「スパ」と「浜辺のマッサージおばちゃん」との相違点> ・一歩お店に入った瞬間から、リラックス+エレガントな雰囲気に包まれる。 ・マッサージしてくれる女のコが若い。 ・ゆったりとした個室(バスタブ付)でマッサージしてくれる。 ・使い捨て紙パンツが用意されている。 ・マッサージが終わると、お風呂が用意されている。 ・綿棒などファシリティー完備。 ・すべてが終わると、お茶を出してくれる。 なるほど、マッサージが進化して、「スパ」になったのね・・・とわたしは解釈しました。 「浅野ゆう子と神田川さんが来たんです」 マッサージ後のお茶をいただいているとき、マネージャー君が言った。テレビ局の取材で、スパを体験しに来たんだそうだ。 「夏まではお客さんがいっぱい来ていたんですけど、10月のテロがあってから、お客さんは少なくなってしまいました」 クタの町も閑散としていた。売りたいひとはいっぱいいるんだけど、観光客がいない。観光客があんまり溢れていると(自分も観光客なのに)ウザいな・・・と、よく思う。でも、いるべき観光客がいない観光地は、とってもさびしい。 バリ行きのチケットを取ったとき、テロのことはほとんど頭になかった。年末の出発なのに、あまりにあっさり取れたので、そうか、テロがあったからなんだ・・・って感じで。 わたしがいたときのバリは、本当に平和。これからテロが起こるかどうかはなんとも言えないところではあるけれど、バリは魅力的な島でした。観光客が増えて、商売繁盛!になるといいな・・・って、思います。観光客がときに「物売りおばちゃん」の餌食になったとしても、ま、たいしたことじゃないもんね。 ところで、旅行最終日、デンパサール空港で飛行機の出発を待っているとき、ひとり旅の日本人女性とお話をしたんだけど、彼女は、日本のある有名なエステサロンの名前を出し、「1時間半のコースだったら、3万円はかかわるわよ!」と言っていました。 で、調べてみたら、「日本でとても有名なエステサロン」で、80分のバリ式マッサージをしてもらうと、ビジター料金で26,250円なのね〜。バリのスパは、90分で40アメリカドル(その時のレートで約4800円)だもんね。思わずニマッ・・・。しかも、首+肩こりが見事に!消えたの!!! 帰ってきてからもう2週間たつけど、スッキリ!は続いています。 「浜辺のマッサージおばちゃん」のお手柄なのか、「スパ」の効用なのかは、ビミョーなところなんだけどね。今度行くときは、どちらかに絞ってみよう。ってことは、少なくともあと2回は、行かなくちゃ! ちなみに、空港でお話をした日本人女性のインドネシア旅行の目的は、「コモドオオトカゲ」。コモド島にいるオオトカケを見ることに焦点を絞った旅行なんだそうだ。成長すると3m以上にもなるという、世界で一番大きいトカゲ・・・。興味深いお話をいろいろ伺いました。こういう旅って、いいよね。 関連リンク 「スパ」 プトゥリ アユ(日本語) トリニダード・トバゴ |
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